当協会では、2024年の年間重点テーマを『DE&Iが切り拓く未来』と致しました。
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今回の「ダイバーシティ研究会」は、多様性を可視化し尊重する時代を迎えようとする中で、ますます重要性が増し、どの企業も真剣に取り組み始めたDE&Iを、人的資本経営の切り口から見つめ直し、現在の立ち位置と今後進むべき方向や新たな潮流を皆様と共有する機会としました。
日本IBM、EYjapan、筑波大学という視点の異なる組織にて、常にDE&Iの最前線で活躍されてきた梅田惠氏の講演と、後半は参加者の皆様同士が小グループに別れ、DE&Iの推進役としての今後に向けた情報交換・意見交換会を、そして最後には全体での討議と進行します。
また、本研究会開催後には以下の日時にて別途、梅田教授を囲んだオンライン交流会も開催しますので、こちらにも是非ご参加ください。
◎梅田教授を囲んだDEI責任者・推進者の交流会: 2024年4月24日(水) 14:00~15:30
いずれも「ダイバーシティ推進」を担う責任者・担当者クラスの皆様に是非お勧めしたいプログラムです。日本CHO協会の会員以外の方でも参加出来るプログラムとしましたので、奮ってご参加ください(参加費無料)。
【プログラムのご紹介】
【PART1】人的資本経営としてのDE&I ~これからDE&I推進責任者に求められる視点とスキル~
- 筑波大学 梅田 惠 氏
【PART2】 参加者同士の情報交換・意見交換会 (グループ討議)
《テーマ》これからのDEI推進責任者の役割・責任と能力開発・キャリア形成
【PART3】 全体質疑応答
【登壇者のご紹介】
筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局 教授
EY Japan ディレクター ダイバーシティ、エクイティ&インクルーシブネス担当 梅田 惠 氏
ダボス会議で有名な世界経済フォーラムが2008年から毎年発表しているジェンダーギャップ指数。日本は2008年の80位を最高位に、2023年は148ヵ国中125位と、ワースト記録を更新しています。1985年の男女雇用機会均等法、2016年の女性活躍推進法などの法律の後押しもあり、より多くの企業が女性活躍支援の取り組みを積極的に行い、日本のジェンダーギャップは確実に改善していますが、海外の国や企業の方が改善のスピードが速く、取り組みが多岐に亙っています。海外と日本では何が異なるのでしょうか。
長年、複数のグローバル組織でDE&Iの専門職として仕事をしてきた私の経験によると、それは企業のインクルージョン(包摂)に対する考え方、取り組み方、従業員の受け取り方の違いです。
また日本はダイバーシティを男女二元論で考えることから早く脱して、人的資本経営としてDE&Iの戦略を立て、男性も含めた多様な人材が自分らしく活躍できるようにするための改革を行うべきだと考えます。
今回のセミナーでは、欧米企業でのダイバーシティ&インクルージョンの考え方と、新たに注目されているエクイティ(公正)、ビロンギング(相互信頼)という概念を解説しながら、人的資本経営としてのDE&Iの考え方や、これからDE&I推進責任者に求められているスキルや仕事の進め方などについて、皆様とご一緒に考えてみたいと思います。
新卒で日本IBMに入社。主に広報と人事でキャリアを積み、2008年からD&I推進責任者として、女性・障がい者・LGBT+・外国籍・世代・ワークライフなどの同社の先進的な施策の企画実施をリード。
2019年にEY Japan(株)に入社し、エクイティに注目した施策の開発や、経営会議のメンバーとしてDE&Iに関する提言を行っている。
2023年1月に筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局教授に就任(EYと兼任)。大学におけるDE&I推進とDE&Iカリキュラムを担当。
【開催日時】
2023年4月18日(木) 14:00~16:00
【参加にあたってのお願い】
本研究会は、Zoomを活用したオンラインセミナーです。ネットワーク環境を整えた上で、ご参加ください。