2022年、日本CHO協会では『ミドル・シニアのキャリア自律』を、1年間の重点展開テーマと致しましたが、今回はその第2回目のプログラムとして、活躍中のシニアの皆様によるトークセッションを企画しました。
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昨年10月に定年後研究所が発表した調査レポート(70歳現役時代に向けた企業と個人の確かな足音)では、ミドル・シニア層の活躍に向けた様々な企業の取り組み事例や、ミドル・シニア層の就労意識・職業価値観の生々しいレポートとともに、そこから共通項として読み取れるキーワードを『リエゾンシニア』という呼称で提言しています。
リエゾン“Liaison”とは【つながり・連携・橋渡し】を意味するフランス語ですが、仕事は違えども活躍しているシニアに共通するのは「離れたものを横断的に繋ぐ決定的な役割を担っていること」だとしています。
そこで今回の公開講座は、定年後研究所の全面的ご協力も頂きながら、リエゾンシニアのリアルに迫るトークセッションとしました。定年後研究所の池口所長の講演と、3名のリエゾンシニアと池口所長のトークセッションにより、イキイキとしたセカンドキャリアの実現に向けて、当事者であるミドル・シニアの皆様や、それを支える人事・人材開発部門の皆様に、たくさんのメッセージを発信して頂こうと考えています。
ミドル・シニアのキャリア自律に関心のある方であれば、日本CHO協会の会員以外でも参加出来る公開講座です。奮ってご参加ください(参加費無料)。
【プログラムのご紹介】
【PART1】 基調講演 『定年NEXT~エイジレス時代に輝ける人材育成のロールモデル~』
定年後研究所 池口 武志 氏
【PART2】 トークセッション: 『充実したセカンドキャリアを実現するためには?』
- 【パネリスト】
- 渡邉 泰治 氏
西川 由喜 氏
本田 恭助 氏
定年後研究所 池口 武志 氏
- 【モデレータ】
- (株)パソナ 山下 弘晃
【登壇者のご紹介】
一般社団法人 定年後研究所 理事所長 池口 武志 氏
- メッセージ
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70歳就業機会確保法の施行や、働き方と働く価値観の多様化を背景に、日本の人口構成のボリュームゾーンとなる「ミドル・シニア」の活躍は、社会全体にとっても大きなテーマです。
定年後研究所による数多くの企業人事の皆様へのヒアリングと、ミドル・シニアの方々への直接インタビューを通じ、見えてきたのは、定年の意味合いが“引退”から“職業人生の転換点”へと変わり、着実にエイジレス時代へ変容を遂げているその実態でした。
私自身も定年を控え、自身のセカンドキャリアを模索中の中高年会社員のひとりであり、「自分の生き方のロールモデル」を探す過程で出会った24名の『リエゾンシニア』の皆様から、「中高年期のキャリア自律」について教えて頂きました。
この4月に「定年NEXT」を発刊しますが、本日は、その中に登場する3名のリエゾンシニアの方々にご登壇いただき、皆様の軌跡や思いを辿ることで、参加者の皆様と共に「中高年社員の人材育成とキャリア」を考えていきたいと思います。 - プロフィール
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生命保険会社勤務を経て、2016年より人材育成支援サービスを行う会社へ出向。2021年4月より(社)定年後研究所理事所長。キャリアコンサルタントとしても活動中。また2021年4月に桜美林大学大学院老年学学位プログラム(博士前期課程)へ入学し、仕事と研究の両立に挑戦中。
渡邉 泰治 氏
- プロフィール
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1985年東京工業大学卒、同年4月㈱電通入社。主にマーケティング・コミュニケーション、ブランディングのコンサルや、観光・エネルギーなどソーシャルテーマのプロジェクトとクライアントを多数担当。2015年早期退職制度により退職。
その後有楽町での「出会い」が転機となり、1か月の茅葺職人の見習体験を経て、2016年10月より新潟県魚沼市地域おこし協力隊員として特別豪雪地帯の横根集落へ。現地産のコシヒカリをブランド化し、これをテコに都会との関係人口を創る「よこねプロジェクト」を推進。
任期終了後は、同市地域おこしアドバイザーとして「魚沼・おとなの気づきの里」プロジェクト(仮)を推進中。
西川 由喜 氏
- プロフィール
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研修会社ウインズ(大阪市)代表。
大手ハウスメーカーのグループ会社で14年間にわたり社内・社外のビジネス研修を担当した後、2016年に独立。ミドル・シニア向けキャリアデザイン研修、交流分析や行動心理学にもとづくチームコミュニケーション研修、新時代のリーダー研修、女性活躍研修、新入社員ビジネスマナー研修など、様々な階層を対象にしたビジネス研修を、全国各地で500回以上実施。舞台女優として鍛えられた「表現力」を駆使し、熱意をもって受講者を「その気」にさせる研修は多くの企業から支持されている。
趣味はマラソン、2015年ホノルル・フルマラソン完走。毎年フルマラソン完走がライフワーク。プライベートでは劇団に所属し、現役舞台女優としても活動中。
本田 恭助 氏
- プロフィール
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1957年生まれ。1980年に大学新卒として花王(株)(当時は花王石鹸(株))に入社。2017年に定年退職後の再雇用と同時に、シニア人財として社内募集に手を挙げ、特定非営利活動法人 日本NPOセンターに出向中。花王では定年までに、主に商品開発、広告メディア・ブランドコミュニケーション、そして国際事業戦略3つの分野を担当。50歳頃からの約10年間、郷里の父母の介護、介護施設探しなどに奔走したが、そのときに地域のひとに多く支えられた。「何か地域社会に貢献したい」「これから新しい道にチャレンジしたい」と思い、全くの異分野であるNPOに飛び込む。企業時代に蓄えた経験や知見を活かしながら、NPO業務の他に、希望する企業人財がNPOで活躍できるような道筋を模索・構築したいと夢見ている。
(株)パソナ キャリア支援事業本部 セーフプレースメント事業部 シニアコンサルタント 山下 弘晃
- プロフィール
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大手電機メーカーに電気エンジニアとして入社、家電製品の開発・設計を担当。その後、米国現地法人に赴任、開発設計機能や事業本部機能の現地化を推進した。約10年の駐在後、本社スタッフとして管理、事業経営戦略を、また人事部ではHRBP、次世代経営者育成、グローバル採用を担当した後に、キャリア支援活動を推進し、社員が主体的にキャリアを考えることが出来る施策と制度を導入した。
50代後半で(株)パソナに転職し、メーカーでの経験を活かしながら、キャリア開発支援プログラムの立案とその実行を担当。
【開催日時】
2022年4月13日(水) 14:00~16:00
【参加にあたってのお願い】
本公開講座は、感染症防止策としてZoomを活用したオンラインセミナーです。
ネットワーク環境を整えた上でご参加ください。