日本CHO協会では、『ミドル・シニアのキャリア自律』を2022年の重点展開テーマと致します。
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今回の公開講座は、そのキックオフ・プログラムとして、ビジネス・ブレークスルー大学の川上真史教授をお招きし、「エンゲージメント」と「ジョブ・クラフティング」という視点から、このテーマを掘り下げる基調講演であり、“参加型”で進行する予定です。
人生100年時代が到来する中で、ミドル・シニア個人は、それを支える企業人事は何をすべきか、ミドル・シニアのキャリア自律に関心のある方であれば、日本CHO協会の会員以外でも参加出来る公開講座です。奮ってご参加ください(参加費無料)。
【登壇者のご紹介】
ビジネス・ブレークスルー大学 経営学部 教授 川上 真史 氏
- メッセージ
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ここ2、3年で、ストレスを高く抱えている年代層の中心が、20代から50代へと移ってきています。その最大の原因は、ミドル・シニア層のキャリアへの悩みが基本となっています。定年年齢が高齢化する中で、特に50代はまだまだ企業の中で活躍し続けることが求められます。また、その年代層が活躍しないと、企業としても大きな人的負債を抱えることになってしまいます。
そのような中で、ミドル・シニア層のエンゲージメントが注目されています。これまでは、若手・中堅の動機づけとして、エンゲージメントレベルを向上させることに焦点が当たっていましたが、ミドル・シニアにおけるエンゲージメントの向上も、たいへん重要な課題です。特に50代は放置するとすぐにエンゲージメントの度合いが下がることも調査結果にあらわれています。ミドル・シニアのキャリアを考えるうえでは、報酬やポジションのアップよりも、このあとの職業人生において、どれだけエンゲージできる仕事に取り組んでいくかを考えることに焦点を当てることが大切になってきているのです。
エンゲージメントレベルを向上させるための最も重要な要因が『ジョブ・クラフティング』です。自分の職務を自分がエンゲージできるように作りかえていく力が、このジョブ・クラフティングという考え方になります。
今回のセミナーでは、ジョブ・クラフティングを応用したミドル・シニアのキャリア自律/自立を、皆さんとともに考えていきたいと思います。 - プロフィール
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産業能率大学総合研究所、ヘイ・コンサルティング・グループ(現コーンフェリー)、タワーズワトソン(現ウイリス・タワーズワトソン)を経て現職。早稲田大学、明治大学などでも産業心理学、社会心理学の講義を担当。心理学的視点からの新しい人材論について、育成、評価、採用等の観点に関する研究を実施。また、研究成果に基づき、人事、人材制度の設計から運用、定着までのコンサルティング、研修講演を実施。
【開催日時】
2022年2月17日(木) 14:00~17:00
【参加にあたってのお願い】
本公開講座は、感染症防止策としてZoomを活用したオンラインセミナーです。
ネットワーク環境を整えた上でご参加ください。