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人事戦略フォーラム

人事戦略フォーラム 2024年7月3日(水) 14:00~16:00リスキリングとしての「教養」と大学で学ぶ意義 ~ 個性を磨く学びのデザイン  ~上智大学 学長 曄道 佳明 氏 人事戦略フォーラム 2024年7月3日(水) 14:00~16:00リスキリングとしての「教養」と大学で学ぶ意義 ~ 個性を磨く学びのデザイン  ~上智大学 学長 曄道 佳明 氏

人生100年時代において、社会に出てからも継続して学び続けることが必要です。多くの企業がリスキリングを重要テーマと位置付け、検討を重ねながら様々な学びの機会を提供しています。しかし、ビジネスの基盤となり、またDE&Iを推進し多様な人々との関係性や信頼性を築く上でも重要となる「教養」について、その必要性が改めて議論される機会は少ないかもしれません。

7月の人事戦略フォーラムでは、大学という「学びのプロ」として社会人に必要なリスキリングに取り組み、Sophia Professional Studiesという社会人向けプログラムを開講している上智大学の曄道佳明学長をお招きし、教養を学び続ける意義や、身に付けた教養をビジネス上でどのように発揮していくかについて一緒に考えます。また、「社会人に求められるリスキリング」について参加者同士の情報交換・意見交換を通じて、本テーマへの理解を深めていただきたいと考えています。

先の読めない時代における人材開発・人材育成は、企業全体の大きなテーマです。今後の方針や方向性を考える人事役員の皆様、まさにこのテーマに直面されている人材開発を担当されている皆様、ご関心をお持ちの皆様にご参加いただきたいプログラムです。
同時に、社会人のリスキリングは社員自身にとっても大きなテーマです。所属や現在の業務に関わらず「リスキリング」に関心をお持ちの方も、ぜひご参加ください。日本CHO協会の会員以外の方でも参加できますので、奮ってお申し込みください(参加費無料)。

【プログラムのご紹介】

【PART1】リスキリングとしての「教養」と大学で学ぶ意義 
~ 個性を磨く学びのデザイン ~

上智大学 学長 曄道 佳明 氏

【PART2】 参加者同士の情報交換・意見交換会(グループ討議)

テーマ:ご講演を聞いての感想、各社での取り組み状況の共有

【PART3】 全体質疑応答

【登壇者のご紹介】

上智大学 学長 曄道 佳明 氏

メッセージ

「教養を身につける」、この表現は非常に的を得ていると思います。教養は頭にインプットされた知識ではなく、その人が装着し、備えた「力」だと考えるからです。私たちの着想や構想を支えるものは何でしょうか?他者との信頼を築く礎とは何でしょうか?私はその根本は教養の広さ、深さだと思います。
ここでは社会で問われる教養について、二つの視点を提供します。一つは、「教養という力」という概念です。教養は実践的な智恵(実践智)を生むための潜在的な力です。明日役に立つスキルではない、しかしこの力なしに私たちは創造的な仕事を行うことはできません。スキルが、目的があるからこそ必要とされるのに対し、教養は未知の応用力を導き、だからこそ教養から生まれる実践智は創造的であり得ます。
今一つは、「個性としての教養」という概念です。教養という自分の引き出しに、何をどのように整理するか。この引き出しこそがその人の個性を表します。「個性としての教養」は、その人の志や信念を生み支え、その人ならではの成果を導く源泉なのです。
現代に生きる私たちは、情報を知識と、知識を教養と誤認しがちです。志、他者との信頼関係、生きる意味、働く意味は、情報の組み合わせでは、あるいはAI頼りでは形成し得ないでしょう。この機会では、反目を恐れず「リスキリングとしての教養」をテーマとしました。皆さまと共にビジネスパーソンにとっての教養について考えてみたいと思います。

プロフィール

上智大学 学長。学務担当副学長、グローバル化推進担当理事補佐等を経て、2017年より現職。慶應義塾大学大学院理工学研究科博士後期課程機械工学専攻単位取得満期退学、1994年博士号(工学)を取得。専門分野は機械力学、振動工学、機構学。文部科学省中央教育審議会(大学分科会)臨時委員、同大学設置・学校法人審議会(大学設置分科会)特別委員、一般社団法人日本私立大学連盟 副会長、公益財団法人大学基準協会 理事、特定非営利活動法人国際教育交流協議会(JAFSA) 会長。

【開催日時】

2024年7月3日(水)14:00~16:00

【参加にあたってのお願い】

本フォーラムは、Zoomを活用したオンラインセミナーです。
ネットワーク環境を整えた上でご参加ください。