世の中は不確実性にあふれかえり、ビジネスパーソンの働き方、価値観、こだわり(その人にとっての“本物の充実”)は多様化し、働く主導権が会社から社員に移りつつあります。
魅力的な会社になるためには、社員が組織や仕事に誇りを持って働き、異能な人材や優秀な人材が互いに刺激し合い学び合い、多様性や創造性が尊重される組織である必要があり、そうでなければ選ばれ続ける会社にならないでしょう。
優秀な人材を集め、継続的な雇用が出来る魅力的な会社であるかどうかは、今まで以上に重要な会社生き残りのファクターです。人的資本経営が叫ばれる今、真剣に「人材」にフォーカスすることが、会社の競争優位の条件であり、付加価値の源泉になってきたのです。
今回の人事戦略フォーラムは、組織・人事コンサルタントとして、数多くの企業を支援されてきた加藤守和氏をお迎えし、社員に選ばれる組織になるための処方箋を、社員体験を充実させる4つの重要なエンゲージメントの視点からお話して頂きます。
人事部門の方々だけでなく、様々なお立場の方にも是非聴いて頂きたいプログラムです。日本CHO協会の会員以外の方でも参加できますので、奮ってお申込ください(参加費無料)。
【登壇者のご紹介】
組織人事コンサルタント 加藤 守和 氏
- メッセージ
-
会社と社員の関係性は変わりつつあります。かつては会社が社員を選び、社命で人を動かしていくことが当たり前でした。しかし、働き手の価値観や働き方も大きく変わり、社員が会社を選ぶ時代になりつつあります。
一律的に社員を動機づけることは難しくなり、社員個々の「体験」の粒度で充実感をもってもらうことが、選ばれる組織のカギになります。
新時代の組織と個人にとって重要な4つのエンゲージメントがあります。
- ・ワーク(仕事): 没入感のある価値の感じられる仕事
- ・ピープル(人): 敬意を持ち、学びや刺激を得られる上司・同僚
- ・コミュニティ(共同体): 共感する方向性があり、仲間意識や所属実感を持てるつながり
- ・ライフ(生活): 生活・家庭・趣味・リラックスした居場所など、人生を充足している実感
- プロフィール
-
一橋大学経済学部卒。シチズン時計人事部を経て、デロイトトーマツコンサルティング、コーン・フェリー、PwC等に在籍。
人事領域における豊富な経験をもとに、組織設計、人事制度構築、退職金制度構築、M&A支援、リーダーシップ開発、各種研修構築や運営支援 等、ハードとソフトの両面からの組織・人事コンサルティングを20年間にわたり、100社以上に実施。
著書に『VUCA 変化の時代を生き抜く7つの条件』(共著 日本経済新聞出版)、『ジョブ型人事制度の教科書』(共著 日本能率協会マネジメントセンター)、『ウェルビーイング・マネジメント(日経BP)』等、多数。
【開催日時】
2023年6月21日(水) 14:00~15:30
【参加にあたってのお願い】
本フォーラムは、感染防止策としてZoomを活用したオンラインセミナーです。
ネットワーク環境を整えた上でご参加ください。