新年第1回目の人事戦略フォーラムは、ラグビー界のコーチとして数々の実績を残し、企業のリーダー育成トレーニングを行う(株)チームボックスを創業した中竹竜二代表をお迎えします。
刻々と変化する世界に適応するために、今では限界に達している行動や方法、古い考えやビジネスモデルを新しいものに置き換えるという継続的なサイクルとして『アンラーン戦略』を学びます。過去の成功を手放すことで、ありえないほどの力を引き出すための方法論がアンラーンであり、これは組織にも個人にも当てはまるのです。
新たな気持ちで新年の第一歩を踏み出すための「変われる力・変わり続ける力」を学ぶ場として、是非ご活用ください。
日本CHO協会の会員以外の方でも参加できます。奮ってご参加ください(参加費無料)。
【登壇者のご紹介】
株式会社チームボックス 代表取締役 中竹 竜二 氏
- メッセージ
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VUCA、DX、GXの時代といった⾔葉に象徴されるように、社会は⼤きく且つ急激に変化しています。それに伴い、多くの企業組織も変⾰を求められている昨今、これまでのスキルをバージョンアップし、時代にあった新たなスキルを獲得するリスキリングの動きが世界的に広がってきました。また特に⽇本企業の中では、DX⼈材の不⾜が叫ばれています。
確かに、リスキリングは重要であり急務ですが、その前に忘れてはならないことがあります。それがアンラーン、いわば「学びほぐし」です。アンラーンすることにより、新たなスキル獲得の前に「そもそも、なぜリスキリングが⼤切なのか︖」「リスキリングの主体者(当事者)の学びに対する土壌は肥えているのか︖」といった問いに答えることができるのです。リスキリングをアプリケーションに例えれば、アンラーニングはOSにあたります。どんなに優れたアプリケーションを⼊れたとしても、OSが古いバージョンであれば起動しません。また、OSがどんなに最新であっても、アプリケーションが古ければ使えません。だからこそリスキリング施策を導⼊する前に、アンラーニング施策は必須となるのです。
しかしながら、アンラーンはとても抽象化された概念であり、これまでは具体的な施策が体系化されておらず、育成領域でも困難なテーマとされてきました。アンラーンを妨げるのは、過去に何かを達成するには役⽴ったとしても、今では限界に達している⾏動や⽅法、つまり「成功体験」だったりします。ビジネスでも、スポーツでも、同じスキルや戦略は、そういつまでも通⽤しません。アンラーンは個⼈や組織だけでなく、社会全体が成⻑するための前提条件なのです。
今回のフォーラムでは、創業時から個⼈や組織の成⻑⽀援において「アンラーン」をサービスの核としてきた(株)チームボックス代表の私が監訳した近著『アンラーン戦略』の重要ポイントに触れながら「アンラーン」の全貌をお伝えします。 - プロフィール
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1973年福岡県生まれ。早稲田大学卒業。レスター大学大学院修了。三菱総合研究所を経て、早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任し、自律支援型の指導法で大学選手権二連覇を果たす。
2010年より日本ラグビーフットボール協会で、指導者を指導する立場である初代コーチングディレクターに就任。2012年より3期にわたるU20日本代表ヘッドコーチを経て、2016年には日本代表ヘッドコーチ代行も兼務。
2014年、企業のリーダー育成トレーニングを行う(株)チームボックスを設立。
2018年、コーチの学びの場を創出し促進するための団体であるスポーツコーチングJapanを設立し、代表理事を務める。
また、一般社団法人日本ウィルチェアーラグビー連盟副理事長、日本オリンピック委員会サービスマネージャーも務める。
著書に『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』(ダイヤモンド社)など多数。最新作は監訳した『アンラーン戦略』(ダイヤモンド社)。
【開催日時】
2023年1月12日(木) 14:00~15:30
【参加にあたってのお願い】
本フォーラムは、感染防止策としてZoomを活用したオンラインセミナーです。
ネットワーク環境を整えた上でご参加ください。