日本CHO協会の「ダイバーシティ研究会」は2016年6月にスタートし約6年、現在では250名を超えるダイバーシティ責任者・担当者の皆様を中心に、ご参加頂いております。
隔月開催の勉強会では、女性活躍推進に止まることなく、障害者雇用、LGBT、仕事と育児や介護との両立、イクボス、転勤とキャリア形成、さらにはアンコンシャスバイアスや心理的安全性に至るまで、ダイバーシティ&インクルージョンの推進・定着・浸透に向けた、幅広いテーマの勉強会として、参加した会員の皆様からも貴重なご意見や情報を多数頂いております。
VUCAの時代を迎え、働く者の価値観もますます多様化する中で、昨今はESG経営、SDGs、人的資本経営、コーポレートガバナンスコードの改訂、ISO30414等の大きな動きもあり、ダイバーシティ&インクルージョンの実践は、企業にとってますます重要になってきています。
さて今回のプログラムは、定例の「勉強会」とは異なり、ダイバーシティ推進の主役となる責任者・担当者の皆様が考える、「これからの時代のダイバーシティ推進」に関する情報交換・意見交換、並びに、会員同志のネットワークづくりを目的とした会として、①特別講演 と ②テーマ別の情報交換・意見交換会 の二部構成と致しますので、以下のような方々に是非ご参加頂ければと考えています。
【1】ダイバーシティ推進部門の部長・室長等、責任者の皆様
【2】ダイバーシティ推進部門の専任担当者の皆様
【3】ダイバーシティ推進も兼務する、人事部門の部・課長の皆様
【4】ダイバーシティ推進に関心を持つ、人事部門の部・課長の皆様
日本CHO協会の会員以外の方でも参加出来るプログラムとしますので、奮ってご参加ください(参加費無料)。
【プログラムのご紹介】
【PART1】特別講演 「ダイバーシティ推進責任者・担当者は、今、何ができるか」
- 早稲田大学 谷口 真美 氏
【PART2】テーマ別 グループ情報交換・意見交換会
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*以下4テーマの中から、希望するテーマを申込時に選択して頂きます。
- 【A】経営トップ/経営幹部と連携しながら、活動を進めるためには?
【B】ダイバーシティ&インクルージョンに関する意識改革・理念浸透によって自発的な行動を促すためには?
【C】多様な人材・異質な人材を活用し、成果を生み出すためには?
【D】ダイバーシティ推進部門の位置づけ・役割・活動範囲を見直し、他部門との連携を強化するためには?
【登壇者のご紹介】
早稲田大学 商学学術院 教授(国際経営論) 谷口 真美 氏
- メッセージ
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「ダイバーシティ」という言葉が定着してきました。男女雇用機会均等法、女性活躍推進法、障害者雇用促進法改正等が後押しとなり、広く人材の多様化が進みつつあります。一方で、本来的な意味で多様な人材をいかし企業価値向上に繋げている企業、とそうでない企業の差が拡大しています。
チェックリストを消化するように制度を整えていく企業が多い中で、各社におかれましては、多様なバックグラウンド(個性)を持つ人材を、企業の成長にいかす「ダイバーシティ・マネジメント」や「ダイバーシティ&インクルージョン」を進めておられるでしょうか。
本セミナーでは「表層のダイバーシティから深層のダイバーシティへ」という切り口で、両者の違いや、個々の人材の「深層のダイバーシティ」をいかす組織にするために何が必要かを解説します。さらには、経営戦略と人事戦略を連動させ、価値創造に繋げていくうえで、経営トップは何をすべきか、トップの下でミドルが本腰を入れて取り組むようになるために、ダイバーシティ担当者は何ができるかについて、参加者のみなさんと議論したいと考えています。
- プロフィール
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1996年3月神戸大学大学院経営学研究科 博士後期課程修了 博士(経営学)。2008年4月より現職。2013~2015年マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院客員研究員。
2020年度まで経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選/100選プライム」の運営委員を務め、2021年度は同省「人的資本経営の実現に向けた検討会」委員。
国際経営論およびダイバーシティを専門としており、日本におけるダイバーシティ研究の第一人者。
【開催日時】
2022年4月27日(水) 14:00~15:30
【参加にあたってのお願い】
本研究会は、新型コロナウイルス感染防止策として、Zoomを活用したオンラインセミナーです。ネットワーク環境を整えた上で、ご参加ください。